三井化学は、従業員が社会課題を意識し、自発的に社会に貢献する人材となるための支援を行っています。
社会活動
従業員の社会活動参加支援
ちびっとワンコイン
2007年11月より、従業員の給与や賞与から本人希望の金額を控除して、社会的な活動をしている団体への寄付基金を積み立てる「ちびっとワンコイン」を始めました。会員有志で構成する「ちびっとワンコイン運営委員会」では、重点支援活動分野を定めており、同委員会の運営規約の定めに従い、社会活動団体を選定し、寄付先となる社会活動団体の審査・決定を行っています。
重点支援活動分野
- 次世代育成・子どもの命を守る活動
- 障害者支援、難病患者に資する活動
- 医療・災害体制整備に資する活動
- 地球環境を守るための活動
社会活動団体選定基準
- 活動内容が当社グループ社会活動方針の内容に当てはまること。
- 社員および社員の関係者以外の第三の受益者であること。
- 活動内容、財務内容が公開されており、透明性が高い団体であること。
- 本会からの支援後、本会への活動実績報告を確約していること。
- 特定の宗教、学会、政治活動と無関係であること。
2023年10月時点で、会員は714名で、2023年度の積み立て基金は約550万円です。
2023年度は、ちびっとワンコインから340万円と会社からのマッチングギフト※とを合わせて、合計680万円を17の社会活動団体に寄付しました。
この他、2024年1月に発生した能登半島地震に伴う災害の被災者および被災地の支援のため、ちびっとワンコインから日本赤十字社を通じて義援金50万円を寄付しています。
※ マッチングギフト:
従業員が社会・環境団体などへ寄付を行う場合に、企業が同額の寄付を追加することで、従業員の社会貢献活動を支援する制度。
2023年度寄付先団体
団体名称(順不同) | 重点支援 活動分野 | 支援実績(年) |
---|---|---|
認定NPO法人 国際連合世界食糧計画WFP協会 | ① | 2008-2023 |
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会 | ① | 2008-2023 |
認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク | ① ② | 2009-2023 |
公益財団法人 日本補助犬協会 | ② | 2008-2023 |
認定NPO法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会 | ② | 2008、2010-2023 |
認定NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク | ③ | 2010-2023 |
認定NPO法人 国境なき医師団日本 | ③ | 2014-2023 |
一般社団法人 JEAN | ④ | 2015-2023 |
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン | ① | 2017-2023 |
認定NPO法人 かものはしプロジェクト | ① | 2015、2018-2023 |
特定非営利法人 5years | ② | 2018-2023 |
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン | ①③ | 2009、2012ー2017、2019-2023 |
認定NPO法人 児童虐待防止協会 | ①② | 2020-2023 |
認定NPO法人 ウォーターエイドジャパン | ① ③ | 2020-2023 |
NPO法人 災害救助犬ネットワーク | ③ | 2021-2023 |
公益社団法人 日本自然保護協会 | ④ | 2023 |
認定NPO法人 シャイン・オン!キッズ | ①② | 2023 |
2021年度から国内のみならず、海外関係会社も含めてオンラインによる支援先団体による活動報告会を継続実施しています。2023年度は3支援団体にご講演いただき、社員の社会課題に関する貴重な情報収集、および意見交換の場となりました。参加者からは、「このようなホットライン・ネットワークを通じて勉強になった」、「世界情勢を知る貴重な機会だった」などの感想があり、支援団体への理解が深まるとともに、当社グループが目指す社会課題視点でのビジネスを考えるきっかけにもなったと考えています。
活動報告会参加団体(2023年度)
団体名 | 実施時期 | テーマ |
---|---|---|
一般社団法人 JEAN | 4月 | ビーチクリーン活動(鵠沼海岸) |
認定NPO法人 国際連合世界食糧計画WFP協会 | 5月 | 当該団体主催チャリティウォークに参加 |
公益社団法人 日本自然保護協会 | 6月 | 当該団体の活動内容 |
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン | 10月 | 社員と社員の家族向けオンライン講習会 「身を守る」第2弾 |
NPO法人 災害救助犬ネットワーク | 10月 | 災害救助犬についての勉強会(市原工場秋祭りに出展) |
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン | 11月 | 当該団体の活動内容 |
社会活動休暇制度
三井化学は、2008年8月から社会的な活動に参加する社員を支援するために、年間2日以内まで休暇(有給)を取得できる社会活動休暇制度を導入しました。さらに、2020年度からは半日単位取得も導入され、2011年からは災害活動支援などが目的の社会活動について、年間8日以内の特別休暇の取得を可能としています。なお、2023年度の社会活動休暇取得実績は83件(うち11件は半日)です。