社会活動
国際交流・協力
三井化学グループは、世界各国に拠点を持ちグローバルに事業展開する企業として、国際的な視点にたった交流や協力に積極的に取り組んでいます。
インドデリー公立病院への三井化学ファイン(株)製品寄贈
Mitsui Chemicals India Pvt Ltd(MCIND)のCSR活動の一環として、三井化学ファイン(株)の製品であるFASTAIDTM ウイルス・スウィーパー・タオルとAUSIRO como抗菌スプレーを、2021年9月にインドデリー公立病院(Lok Nayak Hospital)にNGO Sakshiを通じて寄贈しました。Lok Nayak Hospitalは、東南アジア最大の新型コロナウイルス感染症に対応している公立病院の一つで、21,000名以上の感染患者を治療しており、また、1日あたり約10,000名の外来患者が来ます。今回の寄贈に対してMCINDに感謝の意を表し、Suresh Kumar博士から感謝状を拝受しました。Suresh Kumar博士はLok Nayak Hospitalのメディカルディレクターであり、インド政府から民間人向けで最も権威のあるPadma Awards 2021にノミネートされています。

障がい者サッカー国際交流活動にボランティア参加
台湾三井化学は、昨年度に続き、2024年10月に台北特殊教育学校、静岡FIDサッカー連盟、台北市立大学が主催する、特殊教育学生とのサッカー国際交流活動に通訳等のボランティアとして参加しました。
日本から清水エスパルスのコーチが来台し、台北市立大学の学生と一緒に特殊教育学生たちにサッカーを教えることを通して、チャレンジして達成する楽しさ、できなくて悔しくても次に向かう強さなどを伝えました。また、大学生にはサポートの重要性(安全・気持ち)やコーチングスキルなどを伝える活動となり、同社のサポートに対し感謝状をいただきました。今後も、日台交流・地域貢献の活動を積極的に行っていきます。


三井グループ350周年記念事業~三井グループ×青少年赤十字 連携プロジェクト~に参加
三井グループでは、2023年が三井グループの元祖「三井高利」が江戸に進出し日本橋に越後屋を出店した1673年から350年の節目の年となることから、2023年度から2027年度の5年間、「三井グループ350周年記念事業」を実施しています。グループの存在意義を再確認しながら、社会課題の解決に取り組む姿勢を体現すべく、「みついのちからを、みらいのひとに。」をキーコンセプトとして、様々な社会課題や未来に繋がる社会貢献に取り組んでいます。
三井化学グループは、その事業の一貫として、「平和教育」と「気候変動」をテーマに掲げた日本赤十字社・青少年赤十字による国際交流事業と連携して実施された「子供たちにサステナブルな未来をつくるための学びを提供する探究型学習プログラム」に参加しました。世界各国から集まった青少年赤十字メンバーに対し、当社グループのBePLAYER®/RePLAYER®の活動を通じたプラスチックの資源循環の取り組みを通じ、常識にとらわれずにモノゴトのみかたを変えてみることや、仲間を巻き込む・増やすためのコミュニケーションの重要性を投げかけました。
「三井グループ350周年記念事業」は2028年3月まで予定されており、2025年度も同様のコンテンツで出展する予定です。1人でも多くの世界のユースが未来の我々の地球のために、当社が役に立てるような活動をしていきたいと考えています。
インドにおける女性自立支援に向けたスキルの提供
Mitsui Prime Advanced Composites India は、経済的に弱い立場にある農村部の女性たちに捺染技術を教えることで、収入の機会を得て、家族を支えながら自立できるよう支援する取り組みを行っています。2025年2月から約12週間にわたり、50人以上の女性を対象に、ブロック染めと天然染めの実習を中心とした研修を実施しました。研修では、「デザインと生地の取り扱い」に加え、捺染技術をビジネスとして活用するためのセッションも行い、参加者の実践的なスキル習得を支援しました。地域のニーズの高い支援活動であり、2025年度も他の地域で同様の研修を展開する予定です。


メキシコにおけるリサイクルを通した小児がん患者支援活動
Advanced Composites Mexicanaでは、従業員に対し家庭でのリサイクルを奨励し、小児がん患者やそのご家族などへの支援を目的とした活動を継続しています。具体的には、プラスチック製ボトルのキャップを回収し、メキシコ小児がん協会(AMANC)へ寄付する等の取り組みを行っています。この活動は2024年度で4年目を迎え、従業員が継続的に参加し、共感を得やすい取り組みとして定着しています。

