次世代を担う若者や子どもたちに、科学に興味を持ってもらい、将来の科学技術を支える人材となってほしい。そんな思いから様々な活動を実施しています。
社会活動
次世代育成
STEM教育への支援
ロボット競技大会に協賛
三井化学は、世界最大規模のロボット競技大会「FIRST LEGO League (FLL)※」の日本大会に協賛しています。これは、「子どもたちにこれからの社会に求められる資質・能力を育成する『STEM教育』、『アクティブラーニング』を取り入れながら、社会課題を解決する楽しさを経験する機会を提供する」という、大会の趣旨に賛同したものです。
※ FIRST LEGO League (FLL):
米国のNPO法人FIRSTとレゴ社が主催する世界最大規模のロボット競技大会(日本大会はNPO法人青少年科学技術振興会が主催)。現在、世界110ヵ国、約67,000チームが出場。子どもたち2〜10人でチームを組み、ロボット競技と大会テーマに基づく科学研究とそのプレゼンテーションを実施。各国大会の上位チームは世界大会への出場権利を得る。
三井グループ350周年記念事業~三井グループ×青少年赤十字 連携プロジェクト~に参加
三井グループでは、2023年が三井グループの元祖「三井高利」が江戸に進出し日本橋に越後屋を出店した1673年から350年の節目の年となることから、2023年度から2027年度の5年間、「三井グループ350周年記念事業」を実施しています。グループの存在意義を再確認しながら、社会課題の解決に取り組む姿勢を体現すべく、「みついのちからをみらいのひとへ」をキーコンセプトとして、様々な社会課題や未来に繋がる社会貢献に取り組んでいます。
三井化学グループは、その事業の一貫として、「平和教育」と「気候変動」をテーマに掲げた日本赤十字社・青少年赤十字による国際交流事業と連携して実施された「子供たちにサステナブルな未来をつくるための学びを提供する探究型学習プログラム」に参加しました。
世界各国から集まった青少年赤十字メンバーに対し、当社グループのBePLAYER®/RePLAYER®の活動を通じたプラスチックの資源循環の取り組みを通じ、常識にとらわれずにモノゴトのみかたを変えてみることや、仲間を巻き込む・増やすためのコミュニケーションの重要性を投げかけました。
SSH指定校との企業連携講座開催
三井化学グループではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校になっている高校と企業連携講座を行っております。当社の関係会社である三井化学クロップ&ライフソリューションから「農薬について考えてみよう」をテーマに千葉県立長生高校で出張講座を行いました。
講座では「農薬の安全性」や「農薬の作り方」について紹介し、漠然と抱いていた農薬への不安を解消し、農薬への理解を深めてもらうことを目的に講義を行いました。講義の後に質疑応答の時間を設けましたが、多くの生徒から積極的な質問があり、深く理解しようとする姿勢が感じられました。実際生徒に対しアンケートを行った際に、学習前は「農薬」=「有害」というイメージで捉えている生徒が3分の2ほどいましたが、講義後には農薬へのイメージがプラスへと変わったという回答が多く寄せられました。参加した社員もこの講義を通し、安全な農薬を創るには何ができるか、改めて自身の仕事を見つめ直す良い機会となりました。
教員の民間企業研修への協力
三井化学では、教員の民間企業研修の受け入れをしています。本研修は、財団法人経済広報センター主催で1983年にスタートしました。小・中学校、高等学校などの先生方を対象に、企業活動を実体験していただき、その体験や見聞を、未来を担う子どもたちへ伝えていただくことを目的としています。当社は、2006年度から毎年受け入れに協力しています。
研修では、当社グループの企業理念、ESGの経営への統合、レスポンシブル・ケア活動、人材育成について理解を深めていただくほか、科学実験教室「ふしぎ探検隊」のデモンストレーション、工場での製造現場見学、そして三井化学技術研修センターでの体験型の研修など様々なプログラムを提供しています。
2023年度は、9名の先生方に2日間(8月18日、21日)にわたる研修を体験していただきました。
中学生向けオンライン型職業体験授業への協力
三井化学は、「キャリアチャレンジデイ On-Line Meets」※に2021年度より参加しています。当社社員が講師役となり、全国の中学校とオンラインでつながる授業形式の中で、会社概要、自身の入社動機や入社してから現在までのキャリアについて、苦労したこと、うれしかったことなどをまじえて発表しました。本プログラムを通じ、生徒たちには当社の取組みや社員の発表を通じて、働くとはどういうことかを学び、さらに自分を成長させるための「生き方とは何か」について考えるきっかけの場の提供ができたと考えています。
※ キャリアチャレンジデイ On-Line Meets:
「SDGs×キャリア教育」に賛同する企業・団体が集まり、コロナ禍で職場体験ができない全国の中学校を対象に、協働で行うオンラインキャリア教育プログラム。経済産業省が主催する「第11回キャリア教育アワード コーディネーター部門」 において、「経済産業大臣賞(最優秀賞)」を受賞しています。
ニコニコ超会議科学実験に協賛
三井化学は、2022年より「ニコニコ超会議」※の「超アリエナイ理科ノ実験」に協賛し、参加しています。2023年度の「ニコニコ超会議2023」では、4月29日・30日の2日間で118,797人を動員し、全126の企画が実施される中、「超アリエナイ理科ノ実験」は、科学系YouTuberとのコラボ実験や、当社のオープンラボラトリ―活動であるMOLp®によるカガクに触れて、知って、学べる体験型展示を行うことで、人気投票で第4位となるなど多くの方にカガクの楽しさをお伝えしました。
※ ニコニコ超会議:
(株)ドワンゴが主催し、「ネット発!みんなで作る日本最大級の文化祭」のコンセプトのもと、ネットとリアルの両方で開催される大規模イベント。
千葉県夢チャレンジ体験スクール開催
三井化学は2023年8月に千葉県教育庁主催の「夢チャレンジ体験スクール」を開催しました。このイベントは、子供達が将来の職業に対する夢を育むことを目的とし、様々な就業体験や科学・技術などの体験、研究者や職業人との交流を通して、職業に必要な資質や能力等について学ぶためのイベントであり、2014年より当社茂原分工場も協力しています。県内の小学4年~5年生15名に参加していただき、三井化学の紹介と技術研修センター内の施設見学やふしぎ探検隊による実験教室を実施しました。