地域との共生
三井化学グループは、各事業所において、事業を正常かつ安定的に運営していくためには地域の皆様との密接な関係に基づく信頼関係が重要であると考え、地域の皆様とのコミュニケーションの機会を設けています。
各事業所の地域コミュニケーション推進
三井化学の各事業所において、近隣住民の方々をお招きして意見交換会や見学会を実施しています。意見交換会では、工場概要、環境保全活動、安全への取り組み、社会貢献活動などをご紹介し、近隣住民の皆様からは日頃感じていることや工場への要望などをお話しいただき活発な議論が行われます。
近隣住民の方々とのコミュニケーションを通じて得られたご意見・ご要望は事業所運営に適宜反映しています。
各事業所の地域コミュニケーションの例
この表は横にスクロールできます。
市原工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
秋祭り※ | 近隣の皆様 |
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工場見学会※ | 近隣の婦人会の皆様 |
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意見交換会(1回) | 近隣町会役員の皆様 |
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地域広報誌「ちぐさ」発行(2回) | 近隣地区の皆様 |
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※2021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。
茂原分工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
ふれあいパーク※1 | 近隣自治会役員の皆様 |
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意見交換会※2 | 近隣自治会役員の皆様 |
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※12021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。
※22021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため書面開催にて代替。
名古屋工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
工場見学※1 | 近隣地区子ども会の皆様、 近隣学区役員の皆様 |
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秋まつり※1 | 近隣地区の皆様 |
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地域広報誌「たんごどおり」発行(1回) | 近隣地区の皆様 |
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地域との環境対話会※2 | 近隣学区役員の皆様 名古屋市南区役所 |
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※12021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。
※22021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため書面開催にて代替。
大阪工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
工場見学※ | 近隣地区子ども会の皆様、 近隣学区役員の皆様、 近隣小学校の皆様 |
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レスポンシブル・ケア地域対話※ | 地域行政、各種団体の皆様 |
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地域広報誌「たかしのはま」発行(2回) | 近隣地区の皆様 |
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※2021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。
岩国大竹工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
意見交換※1 | 近隣の自治会長、 自主防災組織の責任者 |
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科学実験教室「ふしぎ探検隊」(1回) | 近隣小学校の皆様 |
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秋まつり※2 | 近隣地区の皆様 |
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地域広報誌「おぜがわ」発行(2回) | 近隣地区の皆様 |
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※12021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため書面開催にて代替。
※22021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。
大牟田工場 | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
意見交換会 (11月に書面にて実施) |
近隣地域自治体関係者の皆様 |
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地域広報誌「とうかやま」発行(2回) | 近隣地区の皆様 |
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さよならJ工場メモリアルイベント | 近隣地区代表者、 ほか各関係機関代表の皆様 |
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袖ケ浦センター | ||
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イベント名 (実施回数) |
対象の方々 | 内容 |
納涼祭※ | 近隣自治会、近隣企業、 市役所の皆様 |
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意見交換会(2回) | 市役所の皆様、 警察署の皆様 |
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科学実験教室「ふしぎ探検隊」(5回) | 近隣地区小学校の皆様 |
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※2021年度は新型コロナウイルス感染症対策のため未実施。

意見交換会

意見交換会

意見交換会

オオタムフェスタ

意見交換会
各事業所の地域貢献活動
各事業所では企業市民として、地域のコミュニティ活動にも積極的に取り組んでいます。

少年軟式野球大会の開催

近隣地区クリーンアップ活動(2019年度)
観光施設への砂浜対応の車椅子寄付
三井・ケマーズ フロロプロダクツ(株)は、独自のESG目標「MCRC 2030 Goals※」を掲げ、持続的に企業価値を高めていく新たなチャレンジに取り組んでいます。この活動の一環として、2021年3月に世界遺産内に立地する清水工場近隣の観光施設、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」に砂浜対応の車椅子2台を寄贈しました。
三保松原の周辺は砂浜のため通常の車いすでの走行は難しく、高齢者や足の不自由な方が楽しめる場所が限られていましたが、この車椅子の導入により、より多くの皆様に海辺からの絶景をお楽しみいただけます。
※MCRC 2030 Goals:
MCRCは Mitsui-Chemours Corporate Responsibility Commitmentの略称で、三井・ケマーズ フロロプロダクツが2030年度までに達成するESG関連目標を定めたものです。
インドデリー公立病院への三井化学ファイン(株)製品寄贈
Mitsui Chemicals India Pvt Ltd(MCIND)のCSR活動の一環として、三井化学ファイン(株)の製品であるFASTAID™ ウイルス・スウィーパー・タオルとAUSIRO como抗菌スプレーを、2021年9月にインドデリー公立病院(Lok Nayak Hospital)にNGO Sakshiを通じて寄贈しました。Lok Nayak Hospitalは、東南アジア最大の新型コロナウイルス感染症に対応している公立病院の一つで、21,000人以上の感染患者を治療しており、また、1日あたり約10,000人の外来患者が来ます。今回の寄贈に対してMCINDに感謝の意を表し、Suresh Kumar博士から感謝状を拝受しました。Suresh Kumar博士はLok Nayak Hospitalのメディカルディレクターであり、インド政府から民間人向けで最も権威のあるPadma Awards 2021にノミネートされています。

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」による文化保全活動
三井化学は、文化保全活動の一環として、三井化学大牟田工場が原材料の搬入等に使用していた三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)を2020年5月に廃止することにともない、炭鉱電車への感謝と、未来に向けたレガシーとしての活用を目指し「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を実施しました。
旧三池炭鉱専用鉄道は、大牟田の風景として、町の人たちからは「炭鉱電車」の愛称で親しまれ、100年以上の長きにわたり、大牟田のまちの中を走り、一時は市民の生活の足として地域の方々に親しまれてきました。1997(平成9)年の三井三池炭鉱の閉山とともに、その多くの路線は廃止されましたが、一部の区間(1.8km)は三井化学専用線として当時の車両とともに運行を継続してきました。また、三池炭鉱専用鉄道敷跡は、「明治日本の産業革命遺産」として2015(平成27)年に世界文化遺産に登録されています。
「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」では、「風景の資産」としてメモリアル映像を製作(完成した映像は、大牟田市及び関係団体へ寄付・提供)したほか、「音の資産」として炭鉱電車にまつわる音をASMR※音源としてアーカイブし多くの人に楽しんでもらえるコンテンツへと価値化し、公開しました。残念ながら、新型コロナウイルス感染症対策のため、当初予定していたラストランイベントおよびメモリアル映像の試写会は中止となりましたが、運行最終日は、これまで大切に整備を続け、安全運行にご尽力いただいてきた三池港物流の方々と、長きにわたり活躍を続けてくれた炭鉱電車への感謝の意を込め、花束の贈呈を行いました。なお、ラストランイベントは新型コロナウイルス感染症対策のために規模を縮小して、2021年7月31日に「ラストラン見学会」として開催しました。
当社グループでは、地域と築きあげる文化を大切にこれからも開かれた事業所を目指し、地域社会との共生を図ります。
※ASMR:
Autonomous Sensory Meridian Response。人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚。


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